世界各地で自然療法として広がったフラワーエッセンスは、動物や植物にも役立つヒーリングツールです。
今回はペットのためのフラワーエッセンスについてお話していきます。
依存性も副作用もない、安心して使える癒しのサポート
フラワーエッセンスは植物のエネルギーを水に転写したエッセンス。服用したりスプレーすることで、心と身体のバランスを整えてくれる、世界中の花々のエネルギーを活用した自然療法の一つです。
心のバランスが長期間崩れると、肉体にも影響を及ぼすようになる、という理論から、フラワーエッセンスは人の感情や精神に作用し、自然に心と身体のバランスを整えるためのものです。
エッセンスの原材料は純水と保存のために添加されたブランデー(もしくは塩)のみ。依存性や副作用もないので、安心して使うことができます。
ほかの治療や投薬中であっても、何の影響を受けることなく、その治療を最大限にサポートになる場合も多くあります。
フラワーエッセンスはエネルギーとして取り込まれ、その人に必要なものだけに作用し、必要のないものは身体を通りすぎるので、痛みも副作用も一切ありません。特に動物は人と違って様々なブロックが無いので、純粋に効果が現れやすいとされています。
世界各地で様々なフラワーエッセンスが作られていますが、ここではフラワーエッセンスの中でも一番メジャーで使いやすい、バッチ博士の38種類のバッチフラワーエッセンスについてお話していきます。
フラワーエッセンスの元祖、バッチ博士のフラワーエッセンス
エドワード・バッチ博士(1886-はイギリスの医師であり、優秀な細菌学者でもありました。バッチ博士は多くの患者の診察を通して、人が病気になるには、それぞれのマイナスの感情が原因になっていて、それらの感情の問題は、草花のエネルギーを転写したエッセンスで癒せることに気づきました。
彼は自分の医師・細菌学者としての地位や名誉を捨て、フラワーエッセンスの研究に没頭し、1936年に自分自身を癒す(セルフヒール)ためのツールとして38種類のフラワーエッセンスを完成させました。
動物のためのフラワーエッセンスの選び方
適切なエッセンスを選ぶために、普段からパートナーを観察しましょう。
病気の時は普段とは気分が変わるので、普段から注意して様子を見ていると気持ちの変化に気づくことができます。
そのネガティブな気持ちに対してエッセンスで対処することで病気を予防できると考え、バッチ博士は感情のマイナス面から38種類のレメディを7つのカテゴリーに分類しました。
フラワーエッセンスを選ぶポイントは、その時点の気持ちが正しいエッセンスを選ぶ指針となります。
7つの感情のカテゴリーに基づいた、38種類のエッセンスの分類
①恐怖 | ロックローズ Rock Rose ミムラス Mimulus チェリープラム Cherry Plum アスペン Aspen レッドチェストナット Red Chestnut |
②内面の不確かさ | セラトー Cerato スクレランサス Scleranthus ゲンチアン Gentian ゴース Gorse ホーンビーム Hornbeam ワイルドオート Wild Oat |
③現実に興味関心が持てない | クレマチス Crematis ハニーサックル Honeysuckle ワイルドローズ Wild Rose オリーブ Olive ホワイトチェストナット White Chestnus マスタード Mustard チェストナットバッド Chestnut Bud |
④寂しさと孤独 | ウォーターバイオレット Water Violet インパチェンス Impatiens ヘザー Heather |
➄状況や考えに対して過剰反応する | アグリモニー Agrimony セントーリー Centaury ウォルナット Walnut ホリー Holly |
⑥失意と絶望 | ラーチ Larch パイン Pine エルム Elm スイートチェストナット Sweet Chestnut スターオブベツレヘム Star of Bethlehem ウィロー Willow オーク Oak クラブアップル Crab Apple |
➆他人のことを気にしすぎる | チコリー Chicory バーべイン Vervain バイン Vine ビーチ Beech ロックウォーター Rock Water |
ペットのためのバッチ博士のフラワーエッセンス
バッチ博士のフラワーエッセンスは38種類。この中からパートナーの心や身体の状態にあったものを組み合わせて使い、様々な状況をサポートすることができます。
38種類のレメディのうち、よく使われるものをいくつかご紹介いたします。(人にも同様に使うことができます。)
◆レスキューレメディ(ファイブフラワーレメディ) | 急激な変化やストレス、パニック、不安や恐怖、発作の時など。 |
◆ウォルナット | 出産、引っ越し、家族が増える、加齢での心身の衰えなど、パートナーや周りを取り囲む環境の変化に。旅行や外泊、サイキックアタックやネガティブなエネルギーから身を守るために。 |
◆スターオブベツレヘム | 深い悲しみやそのトラウマに。 |
◆ロックローズ | 人や物に対してパニックになるほどの強い恐怖や怖れからくる行動制限に。 |
◆レッドチェストナット | 愛する人や動物を過度に心配。留守番が出来ないなど、分離不安に。 |
◆ミムラス | 特定のもの(特定の人、雷や花火、車など)に対して神経質で怖がりな子に。 |
◆オリーブ | 病気、手術、出産などで心身ともに疲労困憊。使役犬やアジリティ、ショードッグなど過労気味の犬にも。 |
◆マスタード | 特定の理由がなく、なんとなく食欲や元気がない。 |
◆ホワイトチェストナット | 不安で落ち着きがなく、クンクン泣いたり吠えたり騒いだり、寝ていても休まらない。 |
◆バーべイン | 活発で興奮しやすく、周囲の出来事に過剰に興味津々。ボールや来客に飛びついて逝ったり吠え続ける。 |